Rolling Stone (ローリング・ストーン) 日本版 2013年 03月号 [Amazon]
19,068円?もう在庫がないのか。10年以上前の雑誌だから,仕方ない。
玉置浩二さんのインタビューが載っている。「玉置浩二 バカになれ」とある。
バカだなと思った10年前
当時,この雑誌に載っている玉置さんのインタビューを読んだとき,ほんとに,バカだなと思った。
玉置さんには夢がある。玉置さんには,アフリカの水がなくて困っているひとたちに,水を届けにいきたい!という夢がある。みんなでわーって行きたい!
向こうに着いて,水を届けるその前日なんかは,ホテルで贅沢な食事を用意して,みんなで派手に騒いで楽しみたい。真面目な顔して,深刻な顔して,つらそうな顔して,「このお水,みなさんのために届けにあがりました……」とかするのは,いやだなーという意味のおはなしが載ってました。
当時はこのインタビューを読んで,むーとうなりました。インタビューの内容が,曲のイメージから程遠く,それ以降,あまりこの雑誌は開かなくなりました。
すごいなと思う今
以前,NHK の「玉置浩二ショー」で玉置さんが話をしていました。何年何月の放送かは忘れてしまったのですが,こんな話。玉置さんの曲に「田園」がある。その歌詞のうちに,東日本大震災での出来事を思い出させる箇所がある。文字数にしたら,8文字しかないけれども,玉置さんが歌うからでしょう,その8文字だけで,頭の中に映像が出現して,うねる,うねる。すごい迫力。どうしたって,東日本大震災のことを思い出してしまう。
玉置さんはその8文字のことがあって,田園を長い間,東北のひとたちのまえで歌うことができなかったとお話しされていた。
そういう,祈りといっていいほど他人のことを考え過ぎてしまう玉置さんが,なぜ,深刻な顔をしながら,水を届けにいけないのか?
なぜだ!
言葉にならない。答えが見つからない。ただ,玉置浩二さんは「バカ」ではないことはわかる。
なぜ,玉置浩二さんは深刻な顔をしてアフリカの水がなくて困っているひとに水を届けにいけないのだろう?
要検討。
Rolling Stone (ローリング・ストーン) 日本版 2013年 03月号 [Amazon]
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